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新入生の皆さんへ

 入試から早いこと、今日は合格発表の日ですね。京都大学は国公立の中ではたしか発表の日が一番遅かった覚えがあります。私の時も周りの友人はどんどん合否が分かっているのに、自分は最後の最後までじれったい思いで待っていました。近年では大学によってはネットでのみ合否発表をする所もありますが、京都はまだ掲示発表も続けていて、このまま行くと毎年受験者が合否を確認しにやって来るのもゆくゆくは京大ならではの風景となるのでしょうか。掲示発表が無くなると各サークルの勧誘部隊が繰り出してくることも無くなるので、ちょっと寂しいですね。

 勧誘と言えば、我らが音楽研究会器楽部も新歓イベントの日程は以下のようになりました。
・4月14日(金) 18時30分~ 第1回新歓コンサート&コンパ
・4月28日(金) 18時30分~ 第2回新歓コンサート&コンパ
・4月30日(日) すみやねん(BBQ)
 コンサートでは器楽部の先輩たちがちょこっと演奏して、その後コンパでみんなで飲み食いするという流れです。どちらもサークルのBOXで行うので、時間までに吉田南グラウンドの北西隅にあるプレハブもどきに来てくれれば大丈夫だと思います。場所がよく分からなければ、うちの2回生が器楽部の看板を持って吉田南の正門辺りで待機してくれていると思うので(例年そうなので)、その人について来てもらえればいいでしょう。コンサートだけ聴いて帰るのもいいし、コンパの方だけでもいいので、是非足を運んで下さい。
 「すみやねんとは?」や「そもそも器楽部ってどんなサークル?」という人は、このブログを2015年4月までさかのぼって記事を読んで下さい。当時の丁寧な自分が解説しているはずなので。まあブログを読んでくれていれば分かると思いますが、ひとまずは相当なクラシックオタクが数人在籍しているサークルだと思ってもらえれば、それはそれで間違いないです。むしろその他のクラシックオタクな京大生の皆さんは、うちのサークルにでも入らない限りどこでオタク要素を吐き出しているのかと不思議なくらいです。クラシックオタクを自称する新入生がいるならば、その人はひとまず器楽部に足を運んでみてはいかがでしょう?
 それから、器楽部は入会に際しての仮手続きを随時受け付けているので、新歓を待たずとも興味があれば合格発表直後にコンタクトを取ってもらって構いませんし、新歓期が終わっても機を逸したということはないのでお立ち寄り下さい。例年なら早くて3月末に最初の仮入会希望の新入生がやって来るのですが、今年はどうなるでしょうか。
 何か聞きたいことや分からないことがあれば kyodaionken☆gmail.com(☆を@に変えて下さい)までメールをして頂くか、このブログにメッセージをくれれば返信します。遠慮なくどうぞ。

《私の好きな録音⑰ ~ブランデンブルク協奏曲第2番~》
 ブランデンブルク協奏曲は度々話題にしていますが、今回は第2番です。どの曲もバッハの世俗的に親しみやすい面が出ていて人気がありますが、これはトランペットが使われていることで更に華やかさが加わっています。例えば『クリスマス・オラトリオ』などがそうですが、バッハの作品はトランペットが入ると一気に華麗で典礼的な趣が増しますね。モダン楽器による演奏ではアバド率いるオーケストラ・モーツァルトの演奏が聴いていて楽しいし、見ていても楽しい。なかなか豪華なメンツで、独奏楽器群だけでもヴァイオリンにジュリアーノ・カルミニョーラ、リコーダーにはミカラ・ペトリ、そしてトランペットを受け持つのがラインホルト・フリードリヒ。その他名前を挙げればキリがありませんが、アバドと親交のあった人でこれだけになるとは。
 聴いている楽しさとは裏腹に、トランペットはハイトーンの連続で、よく言われる話ですが、この曲のトランペットパートはかなりの難技巧を要求するので多くの奏者が故障したとかしないとか。現代のトランペットであればまだしも、バロック・トランペットはピストンを備えていないため正確な音程を出すことに更なる厳しさが加わります。何にしろ音程が高すぎるのが最大の難点ではあるそうですが、ピストンの代わりにリコーダーのような音孔がいくつか空いていて、これでいくらかは助けらます。そしてこちらがバロック・トランペットでの演奏です。見ると確かに管に直接孔が空けられているのが分かります。モダン楽器と比べると音色も違ってキツさは無く、あけすけな開放感というよりむしろもっと高い所から響いてくるような、それでいて包容力も感じられます。
 しかしこれでもまだ曲の本来の姿ではないんですね。当時実際に使われていたトランペットには音孔さえなかったらしく、奏者は完全に唇の調子だけで音程を変えていたそうです。信じられないですね。そんな信じられない演奏がこのクイケン率いるラ・プティット・バンドの演奏です。映像だと第3楽章しか見つかりませんでしたが、ほら、見ての通りです。片方の手を腰にしっかり当てて、もう片方はトランペットをぎゅっと握っています。モダン楽器に慣れた目からだともはや別の楽器のように見えます。これこそが当時の音楽界で『天使の声』と呼ばれた音色です。ホルンなんかも昔は唇本位であとはベルの中に片手を突っ込んで微妙な音程の操作をしていたと聞きますが、殊に管楽器については時代が進むにつれての楽器の(そして演奏技術の)発達と関わって裏話が多いようにも思われます。そんなことを聞きかじって改めて曲に耳を傾けるのも面白いやり方です。
 まあどの時代であってもブランデンブルク協奏曲第2番のトランペットが至難であることに変わりはありませんが、そうなると演奏に際しての奏者探しも一苦労で、最悪の場合は弾ける人が見つからないなんてこともよくあります。そんな時の解決策の一つが「別の楽器でやる」です。カザルス指揮のプラド音楽祭管弦楽団による演奏では面白いことにトランペットの代役でソプラノ・サクソフォンが使われています。一説によると、カザルスの快速テンポにトランペットがついていけなかったので、機動力のあるサクソフォンに白羽の矢が当たったとか。実際、通常採用されるテンポよりは両端楽章は幾分速く設計されているのですが、それだけに豪快でエネルギッシュな仕上がりとなっており、また嘆息のような中間楽章とも好対照をなしています。カザルスのチェロ演奏にも感じられるたっぷりとした息遣いや大きな生命力が指揮にも表れているのです。ここでサックスを吹いているのはサックスの神様であるマルセル・ミュール、サックスという楽器がクラシック界の重要な1ピースであることを認知させた立役者です。典雅で生き生き、なおかつまろやかな響きはトランペットとも違う味わいを引き出していて、珍奇な意味無しに一つの演奏として高く評価できます。ちなみにこの演奏は1950年の第1回プラド音楽祭のもので、これはバッハ没後200年祭としても企画されたものでした。だからなのか、現代におけるバッハ演奏の大家としても熱の入った演奏を聴かせてくれているのかも知れません。
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非公開コメント

新歓終わってしまいましたが入会可能ですか(>_<)

No title

コメントありがとうございます。
器楽部は新歓が終わってもいつでも入会可能です。
ご一考の程、よろしくお願いします!

ご返信ありがとうございます(>_<)
一度伺います!!
定期演奏会も聴きにいきます。
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