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七夕コンサート&コンパは7月3日です!

 七夕コンサート&コンパの日程が決まりました!7月3日(金)の18:30から開催します。来週の金曜日ですね。時間のある方はぜひぜひBOXに立ち寄って参加して頂ければと思います。コンサートはまだまだ出演者集めてるので、皆さん気軽に弾いて下さい。

 出演者募集で思い出しましたが、実はもう今年度後期の定演出演者を募集しているんですよね。第121回定期演奏会です。前期の定演がついこの間終わったばかりだと思っていたら、すでに次の定演出演者募集の紙が小部屋に貼ってあって、すでに次に向かって動いていたのかと音研会員ながらビックリしてしまいました。自分が悠長なのか、時が経つのが思ったより早いのか。どちらにしろ、ちょっと先の話とは言え、後期の定演も盛り上げていかねばなりませんね。

 梅雨は湿気が多い時期です。湿気というのは楽器の鳴りにひどく影響を与えるもので、特に弦楽器はもろに影響を受けやすく、多湿なシーズンのヴァイオリンやチェロの演奏会はなかなか苦労が多いと聞きます。演奏会で使われるようなホールで湿度の調整が欠かせない所以です。
 これはピアノも似たようなもので、湿気が多い状態はやはりあまり好ましいものではありません。私の感覚ですが、湿度が高い環境では弦楽器と同じく、ピアノの鳴りが段違いに悪くなるような印象を受けます。4月や5月なら楽に出せた音色が、6月の梅雨に入ってしまうと途端に出しにくくなるような。それなりにフラストレーションの溜まる時期です。
 音色云々の話に限らず、多湿な状況を避けるべき理由はもう一つあって、それはカビが生えるからです。ピアノも大部分は木で作られているものです。ですから湿気が多いとカビが生えるというのは当然のことで、実際にカビ付きピアノを目にしたことが何回かあります。もちろんピアノだけでなく、弦楽器も放置しておくとカビが生えます。
 まあ何が言いたいかというと、ホールと小部屋の除湿機の電源は落とさないようにしましょう。そして、「満水」のランプが点滅している時は、そのままだと除湿機が動かないので、見つけた人がタンクを取り出して溜まった水を捨てて下さい。時々電源が落ちたままで放っておかれていて、それでは音研の楽器の存亡に関わるので、気付いた人からやって頂けると助かります。

〈今日の1曲〉
『ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58 / ベートーヴェン』

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲で番号が与えられてるものは5曲あります。一番有名なのは文句なしに第5番「皇帝」でしょう。それは認めた上で今回は第4番をチョイスする訳ですが、この協奏曲はそれまでの第1番から第3番の流れとは明らかに別物の音楽が備わっています。第3番でも確かに革新的な音楽が鳴っていましたが、第4番はそれに輪を掛けて、まるでベートーヴェン自身の心の中に全然違う蕾が花開いたかのように聴こえます。
 最初の出だしからして印象的ですね。オケに先行してピアノが提示する主題、和音を連打しているだけなのに、なんとまあ趣深いことでしょう。ピアノに続くオケがロ長調という比較的遠い調性で参入するところで完全にノックアウトですね。「やべえ…ベートーヴェン天才だわ」。非常に色彩感溢れる音楽が絶えず湧き出て、深い情緒で曲中を満たしていきます。第2楽章の鬱屈した音楽もそれまでの彼の音楽とは一線を画していて、静寂から現れる長いトリルのパッセージは最初聴いた時は痺れました。解決できない悲しみから、一転して破天荒な明るさの第3楽章。この楽章も主題提示の時点で「ハ長調かと思いきやト長調でした!」というユーモアがあり、飽きさせず最後の最後まで楽しませてくれます。
 この曲でベートーヴェンがロマン派の扉を叩いた、とどこかで読んだ気がしないでもありません。そう言えば、同音連打で扉を叩くという話は「運命」と似てますね。確かに、この曲に見られるしっとりとした豊かな感情表現は以前のベートーヴェンにはなかったものだと言えます。十分に時代をリードする革新的な音楽をそれまで作ってはいましたが、少なくとも、ここに来てより感情に沿って音楽の形を自由に扱うようになったなという印象は受けます。
 オーケストラとピアノを協奏曲という形態の中でどう扱うかという問題にも、ベートーヴェンなりの答えが見出されているような気がします。それぞれの書法が洗練され、オケが単なる伴奏に徹するだけの役回りではなく、またピアノも主役気分で鳴らしているだけの書き方でなく、両者が押したり引いたり、時には従来の分担から逆転する場面もあります。
 オリジナリティという面で、ピアノ協奏曲の中ではこの第4番が抜きん出ていることはその通りなのですが、それだけでなく随所に彼独特の繊細な心の機微が響いており、聴く者にもそれが尽きせぬ魅力として聴こえているのではないでしょうか。

『ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58 / ベートーヴェン』
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音研同窓会サロンコンサート&懇親会に行ってきました

 長らく更新が途絶えてしまい申し訳ありませんでした。

 先日は音研同窓会のサロンコンサート、そして懇親会がありました。コンサートの方はOBOGと現役会員それぞれで出演者がおり、またOBOGと現役が一緒にアンサンブルを組んで弦楽四重奏をしていて、見てても聴いてても非常に楽しいコンサートでした。私もちゃっかり演奏させてもらいましたが、こうして同窓生の皆さんの前で演奏するというのも普段とは違う雰囲気があって面白く感じました。発表の機会としても貴重だと思うので(現役生無料!)、次回からはより多くの現役生にぜひ参加してもらって、もっともっと楽しい場にして欲しいです。
 コンサートの後はそのまま懇親会に続いていきましたが、普段お会いできないOBOGの方々とお話することができて、何よりもピアノのある会場で飲んだり食べたりという雰囲気がBOXそのままだったのが嬉しかったです。案の定、懇親会の間も楽器の音が鳴り続けていました。色んな人が思い思いにアンサンブルしているのは、やはり音研らしさなのかなと感じました。
 前にも書いたような気がしますが、音研の現役生とOBOGが接する機会というのはそう多くないので、こうした機会にはぜひとも多くの人に参加して頂いて、親睦を深めてもらえたら良いなと思います。私も今度はOBOGの方と一緒に何か合わせられたらなあと考えています。

 何だかんだでもうすぐ7月なのですが、ということは七夕コンサート&コンパ@BOXがあるということですね!まだ日程がちゃんと決まっていないので詳しくは書けませんが、7月3日(金)か10日(金)のどちらかで開催になると思われます。すでに名前を書いてくれている人もいますが、コンサートは出演者を募集中なので、演奏したい人は小部屋に貼ってある紙に名前等記入して下さい。
 また竹を取ってきて、短冊も用意しなければ。

〈今日の1曲〉
『「アブデラザール」組曲 Z.570 / パーセル』
 イギリスのクラシック音楽が豊かなのは主にロマン派の流れが終わりを迎える頃からで、エルガーの登場をきっかけとして重要な作曲家たちが次々と現れてきました。イギリス産のもので今日一般に知られている作品も多くはこの時期のものだと思います。そうすると、それ以外の時期はどうだったのかという疑問は当然湧いてくる訳ですが、エルガーが楽壇に登場するまでのイギリスは音楽的にかなり不毛な土地で、ある作曲家が死去してからの100年以上にわたる音楽的空白時代を経験しています。その作曲家こそ、イギリスバロック音楽を代表するヘンリー・パーセルです。
 パーセルの生涯は36年と短いものでしたが、その僅かな期間に400曲以上に及ぶ作品を残しており、それらはフランスやイタリアという当時の音楽界を牽引していた地域からの影響を感じさせつつも独自の昇華を果たした魅力的なものばかりです。また彼以前のイギリス音楽界を支えたタリスやバードといった作曲家たちの息吹も同時に感じ取ることができます。
 宗教曲から世俗的な歌曲、器楽曲や歌劇と多岐に渡る作品がありますが、今回紹介するのは「アブデラザール、またはムーア人の復讐」という劇付随音楽です。この第2曲「ロンドー」の旋律は、イギリス近代の作曲家であるブリテンが自身の『青少年のための管弦楽入門』という曲中で変奏曲のテーマとして用いていることもあって、聴いたことのある人も多いのではないでしょうか。最近では自動車のCMでも使われていたようです。これは余談ですが、パーセルの『シャコンヌ ト短調』という曲もこれまたブリテンが弦楽合奏用に編曲していて、パーセルが時代を遠く離れた作曲家にも影響を与える人間だということが感じられます。

『「アブデラザール」組曲 Z.570 / パーセル』

定演無事終了、お疲れ様!そしてお知らせ

 先週の金曜日に行われた第120回京都大学音楽研究会定期演奏会、無事に終了しました。当日の運営も滞りなく進み、ALTI
という素晴らしい会場で出演された皆さんも力を尽くして演奏されているようで、印象深い1日となりました。本番の手伝いをしてくれた1回生及び2回生、広報やプログラム作成など各方面で働いてくれた係の皆さん、そして何よりも定演チーフの大原君には感謝してもし足りないくらいだと思います。11月末には後期の定期演奏会が控えていますが、また皆で力を合わせて良いステージに出来るよう頑張りたいです。
 さて、大きなイベントはこれで一段落した訳ですが、6月20日には音研同窓会のサロンコンサート&懇親会が予定されています。

・第15回同窓会サロンコンサート
【日時】 6月20日(土) 開場14:00 開演14:30
【会場】 アートスペースHASE(ハーゼ)
【会費】 学部生・大学院生は無料、同窓会生は1,000円(当日会場にて支払い)

・懇親会
【日時】 同日 17:00~20:30(予定)
【会場】 同上
【会費】 学部生・大学院生は無料、同窓会生は3,000円(当日会場にて支払い)

 現役生とOBOGが交流できるまたとない機会です。奮ってご参加下さい。

〈今日の1曲〉
『ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67 / ショスタコーヴィチ』

 これはただならぬ曲ですね。冒頭からすでにそのような気配が背筋を伝ってゾクッと忍び寄ってくるのが分かると思います。ピアノ三重奏というジャンルの中でも重要な曲であり、ショスタコーヴィチの創作の中でも特別な位置を占めている作品です。
 これは彼の大親友であったソレルチンスキーの追悼のための音楽として完成されました。作曲はすでに始められていたのですが、その最中にソレルチンスキーの訃報に接し、またピアノ三重奏曲を故人に捧げるというロシア音楽の伝統もあって、最終的には追悼の音楽として書き下ろされたのです。チャイコフスキー、アレンスキー、ラフマニノフといった大音楽家がみな自身のピアノ三重奏曲を故人に捧げ、そのどれもが名曲として名高い作品であることにショスタコーヴィチがどの程度影響されていたか(あるいはされていなかったか)は分かりません。しかしこの作品が遜色なく、むしろロシア作曲家のピアノ三重奏曲としては頂点を極めたものであることは疑う余地がないでしょう。
 冒頭からの悲痛な歌。CDの音源だけでは分かりませんが、実はこの高い音のメロディはチェロのフラジオで奏でられています。その後に入ってくる一段低い旋律をバイオリンが奏でていて、ここではバイオリンが上パートでチェロが下パートという普通の旋律構造が逆転しています。このメロディは曲全体を貫く重要なモチーフですが、この悲痛で割り切れない感情を音色レベルでも表現するために、ショスタコーヴィチはあえてチェロに無茶なことをさせてギリギリの音色を期待したのかも知れません。こういう所はストラヴィンスキーの"春の祭典"冒頭におけるファゴットがかなりキツイという点と似ていますね。
 冒頭の旋律を弾けるというチェロ弾きの方がいらっしゃったら是非私までご一報下さい。一緒にこの曲を演奏しましょう。

『ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67 / ショスタコーヴィチ』
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